ごあいさつ

「音、響く街 楽、奏でる街 高崎」いつも新しい音楽の祝祭 - 高崎音楽祭委員会会長 原 浩一郎

高崎音楽祭2011の開催にあたって

 高崎音楽祭は、今回で22回目を迎えます。市制90周年の1990年から高崎の新しい都市文化の創造と高崎の新しい息吹の情報発信を目指して、開催しています。

 高崎の街は、群馬交響楽団ばかりでなく、ロック、ポップス、吹奏楽など幅広い音楽が生まれ、根付き、多彩な音楽シーンが展開され、高崎市の交流拠点性の高さを表しています。そのような「音楽の街 高崎」のシンボリックな音楽イベントがこの高崎音楽祭です。高崎音楽祭は、ジャンルを超えた幅広い公演を行っています。毎年、高崎音楽祭ならではの通常のコンサートでは実現できないアーティストの顔合わせや企画を中心に、クォリティの高い、エンターテインメント性に溢れたコンサートを皆様にお届けしています。

 高崎らしさを演出し、高崎の秋を彩る「高崎音楽祭」。今年は10月14日から約3週間にわたり開催いたします。交流拠点都市高崎の建設と新しい都市文化の創造を、高崎発の音楽イベントの開催を通して実現していくために、質感の豊かな音楽性とエンターテインメント溢れる小さくてもきらりと光る全国から注目される公演内容をご用意致しました。

 今年もまた、高崎音楽祭にたくさんの人々が集い、新しく、美しい「音、響く街 楽、奏でる街」をさらに育んでいきたいと考えております。

高崎音楽祭委員会会長 原浩一郎

高崎音楽祭は「エキサイティングな街」の牽引役 - 高崎市長 富岡 賢治

 高崎音楽祭の開催にあたりご挨拶申し上げます。

 私は、高崎を安心・安全が確保され、経済活動と文化と自然がバランスよく調和した、日本一暮らしやすい都市にしていきたいと思っています。また、内外からたくさんの人がやってくる、もてなしの心が溢れ、心が癒されると同時に、おもしろい、エキサイティングな街にしたいと思っています。

 また、高崎で安心して子どもを産み育て、子ども達は豊かな教育が受けられ、高崎でやりがいのある仕事ができる。そして、安心して老後の生活もできる。こういう高崎を私は創っていきたいのです。

 さて、東日本大震災や福島原発の問題で日本の経済状況は大きな変化を余議なくされました。加えて激しい都市間競争に対応して、高崎が持続して発展していく基盤をしっかりと固めなければなりません。新しい高崎をつくるために、高崎の企業が高崎で業績をあげ成長ができ、全国、世界を相手にした企業活動ができるような支援が必要です。また、新しいビジネスや産業を誘致し、さまざまな業務が集積し、雇用を生み出し、多くの人々が集まる都市にしていかなければなりません。

 このような新しい高崎づくりを目指す一方で、右肩上がりの経済成長の時代が終わった現在、注目されているのが芸術や文化の持つ創造性です。これからは芸術や文化が市民生活や産業経済活動や地域社会のあり方に、大きな影響をもたらします。高崎が持続的な発展をしていくためには、文化と産業が相乗的な効果を発揮するような取組みが必要です。高崎のもつ優れた芸術・文化活動、歴史・文化遺産を活かした創造的な高崎をめざしていきます。

 その意味でも高崎音楽祭が「エキサイティングな街・高崎」の牽引役となっていくことを祈念しています。

 最後に、今年の高崎音楽祭の開催にあたりご尽力、ご支援いただきました皆様に心より感謝を申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。

高崎市長 富岡 賢治