酒井茜&マルタ・アルゲリッチ ピアノ・デュオ・リサイタル

9.29 SUN酒井茜&マルタ・アルゲリッチ
ピアノ・デュオ・リサイタル

世界最高のピアニスト、マルタ・アルゲリッチが高崎音楽祭に登場します。愛弟子の酒井茜さんとのデュオ・リサイタル。高崎でのリサイタルではモーツァルトの名作や、ストラヴィンスキーとプロコフィエフによるオーケストラ原曲作品を取り上げます。2台のピアノによる精緻極まるアンサンブルが織りなす圧巻の音風景に期待が高まります。

日時 2019年9月29日(日) 17:00開演(16:30開場)
会場 高崎芸術劇場 大劇場
出演 酒井茜、マルタ・アルゲリッチ
チケット [S席]12,000円 [A席]9,000円 [B席]6,000円(全席指定)※未就学児は入場できません。

インターネット先行販売: 2019年7月24日(水)10:00〜 (「1.高崎芸術劇場メンバーズ」だけ)
一般発売: 2019年7月26日(金)10:00〜
プレイガイド
曲目 モーツァルト/4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K.381/123a
プロコフィエフ(プレトニョフ編曲)/組曲《シンデレラ》 op.87
ストラヴィンスキー(自身による4手編曲)/春の祭典
お問合せ 高崎音楽祭事務局 TEL: 027-322-9195

マルタ・アルゲリッチ

マルタ・アルゲリッチ

アルゼンチンのブエノスアイレス出身。スカラムッツァのもとでピアノを始め、すぐさま公の場で演奏するようになった。1955年に奨学金を得てヨーロッパに渡り、ロンドン、ウィーン、スイスでザイドルホーファー、グルダ、マガロフ、リパッティ夫人、ステファン・アスケナーゼに師事。1957年のブゾーニおよびジュネーヴの国際コンクール、そして1965年のワルシャワのショパン国際コンクールで優勝。以後、20世紀から今世紀にかけて目覚ましい芸術活動を展開している。ヨーロッパ、日本、アメリカにて世界一流のオーケストラや指揮者、音楽祭などから頻繁に招かれているほか、室内楽にも熱心に取り組んでおり、とりわけピアノのネルソン・フレイレ、チェロのミッシャ・マイスキー、ヴァイオリンのギドン・クレーメルとは多くの共演を重ねてきた。

アルゲリッチが室内楽やオーケストラとの共演を録音したCDは各レーベルでリリースされている。1996年、フランス政府より芸術文化勲章オフィシェを受賞、1997年にはローマ・サンタ・チェチーリア協会員に任命される。1998年より「別府アルゲリッチ音楽祭」総監督をつとめる。1999年、「マルタ・アルゲリッチ国際ピアノコンクール」をブエノスアイレスで創設。2001年、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ国際賞が贈られた。2002年6月、スイスのルガーノで「マルタ・アルゲリッチ プロジェクト」を開催、芸術監督として親しいソリスト達とともに出演を続けた。日本では「高松宮殿下記念世界文化賞」および「旭日小綬章」(2005年)と旭日中綬章(2016年)アメリカでは「ケネディ・センター名誉賞」(2016年)を受賞した。

2015年被爆70周年記念コンサートに広島と東京で広島交響楽団と共演したアルゲリッチは、広響のMusic for Peace のコンセプトに共感し、同年広島交響楽団の「平和音楽大使」に就任、世界の音楽家たちが広島に集まり、共同芸術創造を行うプロジェクトの推進役を務めている。2018年よりハンブルグ交響楽団と新しいプロジェクトとしてアルゲリッチ・フェスティバルを始めた。(協力・提供:KAJIMOTO)

酒井茜

酒井茜

名古屋生まれ。ピアノ教師の母のもと、幼少よりピアノを始める。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学にて三浦みどりに師事。卒業後ベルギー渡り、ブリュッセル音楽院にてエフゲニー・モギレフスキー、ルーヴァン音楽院ではアラン・ヴァイスの元1等賞を得て大学院過程を卒業。その後パーヴェル・ギリロフ、リリア・ジルベルシュタインに師事し研鑽を積む。NPO法人イエローエンジェル奨学生、文化庁海外派遣新進芸術家研修生に選ばれた。

クレメラータ・バルティカ、シンフォニア・ヴァルソヴィア、スイス・イタリア語放送管弦団、東京交響楽団、マンチェスター室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団などのオーケストラとアレクサンドル・ヴェデルニコフ、ジャン・ジャック・カントロフ、大友直人、ガボール・タカーチ=ナジなどと共演。数々の音楽祭から招待されており、ラ・フォル・ジュルネ(東京、ナント)、PMF音楽祭(札幌) ラ・ロック・ダンテロン(フランス)、ショパンと彼の音楽祭(ポーランド)、 ルガノ音楽祭(スイス)、別府アルゲリッチ音楽祭なとがある。バッハからプロコフィエフ、バルトーク、武満等レパートリーは幅広く、最近では特にシマノフスキ、マチイエフスキ、ヴァインベルグ、シュピルマンなど第1次世界大戦後のポーランド系ユダヤ人作曲家の作品の発掘に力を注いでいる。

室内楽にも造詣が深く、マルタ・アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、イヴリー・ギトリスから信頼が厚く、共演の数も多い。堀米ゆず子、木嶋真優、川本嘉子、ニコラス・アンゲリッチ、ボリス・ベレゾフスキー、エフゲニ・ボジャノフとも息の合った演奏を聴かせている。録音はワーナーミュージック、グラモフォンよりルガノ音楽祭のライヴ、初のソロCDがキングインターナショナルから発売され、レコード芸術誌特選盤に選ばれた。2018年よりドイツ・ハンブルグでのアルゲリッチ・フェスティバルにおけるアーティスティック・プランナーとしても活躍している。